27,「自分が幸せでなければ、他人を幸せにできない」この考え方が先行しているといつまでも幸になれません。

27,「自分が幸せでなければ、他人を幸せにできない」この考え方が先行しているといつまでも幸になれません。

「自分が幸せでなければ、他人を幸せにできない」と、こんな言葉を耳にする事がありますが、「幸せ」を「快楽を満たす事」とすると、そんな考え方に至るのでしょう。自分が得た「富」を分け与える事が、他人を幸せにする事と、そんな思考の人で、虚栄心が強いオレサマ思考の人に多い考え方です。実際には「幸せ」とは多くに尽くして初めて手に入るものなので、強欲であればあるほど、このような考え方に至ってしまいます。

自己の「幸せ」は、自分の周りが「幸せ」であって初めて手に入るものなので、この考え方が先行していると、どんどん遠ざかって行きます。

例えば、高級ステーキを食べる事に至福を感じる場合、一人で食していれば、そこそこ至福な時でしょう。しかし、3日もまともに食事が出来ていない人たちに囲まれて、自分一人だけ高級ステーキを食べても至福を感じられないはずです。強欲な人であれば、満たされる心は、「どうだ!凄いだろう!」という虚栄心くらいです。

己の快楽をいくら満たしても「幸せ」にはなれません。いくら「快楽」を満たしても、一時的なものだからです。「幸せ」とは、自分の周りが、「幸せ」であって、初めて自分も「幸せ」になれます。なので、自分以外の人たちの幸せを考えながら行動する事でしか、自分自身の「幸せ」は掴めないのです。

自分自身が満たされる事を優先して「自分が幸せでなければ、他人を幸せにできない」と、そう思って行動している以上、自己の快楽を満たされても「幸せ」には、なれないでしょう。