悪化する

8,新たな経験をする事で、目前の現実は好転して行きます。

経営難に陥った会社のお手伝いをする事がよくあるのですが、「お客様の為」「社会の為」「スタッフの為」と色々と新たな取り組みをし、心を成長させながら業務をこなしなしてゆくと、何とか窮地を脱する事が出来ます。これは、自然界のルールである「利他的な思い」を育てた結果です。利他的な成長をする為には、どうしても「新たな経験」が必要になります。新たな経験により、視野が広くなり、価値観も移り変わります。自己の価値観が変われば、自分自身から出るエネルギーも変わり、それによって出来る「縁」も変わるので、目前の現実が好転してゆくのです。
 

しかし、我々がお手伝いしている時は、色々と新たな取り組みをしますが、安定して利益を確保できるようになると、我々の手を離れます。相談にきた経営者の方は安定した収益をあげれられると、その現実に満足してしまい、ただ流されながら業務をこなして行く事があります。新たなる取り組みをしなくなるのです。
自然界のルールでは、私たちは「新たなる経験」でしか心を成長させる事は出来ません。しかも、殆どが「苦悩」のなかで、学ばされます。

従って、「新たなる経験がない」→「成長できない」→「苦悩の中で学ぶ」→「苦悩を乗り越え成長する」という流れが始まります。会社の業績が安定しているからと言って、何もせず流されていると、いきなり経営難に陥る事が多々あるのです。

社会状況は常に変化しているので、流されて会社を運営していると、社会の変化についていけなくなります。即ち、社会に貢献できなくなるのです。会社を経営している以上、常に社会全体の未来や自社で働くスタッフの未来を見据えて、「新たなる取り組み」をし続けなくてはいけません。1円にもならない取り組みであっても、その経験により得られるものは、とても大きく、会社の収益にもつながるのが自然界のルールです。