24,「嫌な事」「やりたくない事」をする事で、人間関係は深まります。

24,「嫌な事」「やりたくない事」をする事で、人間関係は深まります。

人は、誰しも現実を自分の思い通りにしたいと思いながら過ごしていますが、私たちが生活する社会は、人それぞれ異なった価値観の者どおしが、集団で生活しています。会社などの組織も同じように価値観の違う者が集まり、常に自分と異なる価値観の人たちと関わっています。その為、他人と意見が食い違う事も稀であり、当然、自分の思い通りにならない事が多発します。即ち、「嫌な事」「やりたくない事」と向き合う事になるのです。

自身の我欲が強ければ強いほど、「嫌な事」「やりたくない事」増え続けるでしょう。誰しもが、現実を自分の思い通りにしたいからです。他人との人間関係が悪くなるのも、価値観の相違が原因で、自己の価値観を相手に押し付ける事で争う事になります。従って、誰しもが「嫌な事」「やりたくない事」しなければ、集団で過ごす事はできず、自分のしたい事だけをして過ごす事は不可能です。私たちは、助け合う事で集団生活が営まれているからです。

人間関係がどうしてもうまく行かない時は、自分が求めているモノと相手が求めているモノが違っているだけなので、それを明確にし自分と他人との違いを知ると良いでしょう。まずは、「知る事」です。その上で、自分は、どうすれば良いのか?を考えて行動するだけで、他人との人間関係が整ってゆきます。自分の思い通りにしたいという事は、相手にとって「したくない事」をさせる事にもなるからです。

自然界のルール上、「与えた分しか手に入らない」ので、自分の思い通りにしたいのであれば、まずは、相手が望む事をしてあげる必要があります。自分が嫌な事でも、相手の為にする事で、結果として自分の求める結果が得られるでしょう。