20,「どうしたらいいのか解らない?」のは「情報」と「経験」が足らないからです。

20,「どうしたらいいのか解らない?」のは「情報」と「経験」が足らないからです。

経営上での悩みの相談を頂いていると、「どうすれば良いか?解らない」という返答をよく頂きます。

会社によって状況が異なるのですが、例えば、従業員の勤務態度に問題があり、叱ればすぐに辞めてしまう・・のであれば、「理念の共有が足らないのでは?」「スタッフの教育に力を入れた方がいい」「従業員に夢を持たせられるような経営をした方がいい」そんな返答をもらっても、具体的にどうすれば、何をどうすれば良いのか?全く解らないまま、何もせずズルズルといってしまう事もあるでしょう。これは、具体的にどうすれば良いのか?という「情報」と「経験」が足らないだけなので、まずは、目的に向かった情報収集をし、それに因んだ経験をする事が必要でしょう。

人は、誰しも利己的な思考を植え付けられて生まれてくる為、常日頃から自己の欲求に従った情報を収支し、経験・体験を繰り返します。利他的な欲求が少なければ少ないほど、他人の価値観を理解する機会も減り、自己中心的な偏った視野で物事を判断することになります。その為、経営難に陥った時、何をどう改善すれば良いのか?全く解らなくなってしまうのです。

会社の経営を継続する為には、社会に貢献し続ける必要があります。その為には、社会環境の変化に敏感でなければなりません。「社会の為に」という気持ちでいれば、常日頃から社会情勢に注目してしまうので、自然に社会環境の変化に敏感になります。また、会社は従業員いる事で成り立っています。「従業員の為に」という気持ちがあれば、従業員ひとり一人に対し自分自身にできる事を探すようになり、従業員ひとり一人を理解しようと努める事になります。こう言った「利他的な思い」が、自分自身の視野を広くし、取得する情報が増えてゆくのです。